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アメリカでスポーツトレーナーを目指す大学生ってどんな勉強をするの?

スポーツトレーナー志望の大学生が大学で何の授業を理由しているのか、高校では何の勉強をするべきなのかの解説

『アメリカでスポーツトレーナーになりたいけど、どんな授業を履修するのかわからない』

『そもそもトレーナーになるのにどんな授業を受けるのか知らない』

などの疑問を持つ方は少なからずいると思います。

どんな授業を受けるのかを調べても大学のサイトには知らない日本語でも知らない単語がたくさん並んでいるし、そもそもどんな授業かもわからないからとりあえず授業の中身を知りたいという方もいると思います。

そこで今回はアメリカの大学でExercise Scienceを専攻していて将来はStrength & conditioning Coachを志望している大学3年生の僕が

  • 何の受業を履修しているのか
  • 高校生の間にどんな勉強をしておくべきなのか

を説明していこうと思います。

特に高校生は自分が今の段階で自分がなりたいと思っている職業に関わる授業であれば少しやる気が出ると思うので心して読んでくださいね。

メインの履修授業

解剖生理学/Anatomy & Physiology

この授業は骨や筋肉、細胞などの体の構造を覚える解剖学と骨や筋肉、細胞などが体の中でどのような働きをするのかを学ぶ生理学が合体して1つの授業になっています。

僕の学校では厳密には別の授業として扱っていますが、成績は2つのクラスのテストの点数を合算して1つのクラスの成績として出します。

例えば解剖学の授業で持ち点が400点分、生理学の授業で持ち点が400点分あるので、成績が出る時は800点分の○点分という形で成績が出ます。

解剖生理学では勉強する範囲がとてつもなく広いので1つの学期で終わることができないので基本的には解剖生理学1と解剖生理学2に分かれます。

授業は解剖学では週に1回、実験室に行ってネズミや豚の解剖をして臓器の位置を確認したりします。

僕の学校では毎回このタイミングで前の週に学んだ分の範囲の小テストを行います。

生理学は週に2回高校で授業をやるような感じで行い、いくつかの章を終えるとテストをやります。

成績はテストと小テストで取った点数がそのまま成績になるので、日頃からどれだけ勉強をしているかで基本的に成績が変わります。

運動生理学/Exercise Physiology

前の部分で話した解剖生理学の授業を運動している時に体の中でどんな変化が起こっているのかを学ぶ学問です。

基本的には解剖生理を学んだ後に履修するものです。なぜなら運動生理学という名前の通り解剖生理学で学んだ知識を使って体の中で何が起こっているのかをもう少し深く突っ込んで勉強するからです。

僕の学校では週2回の教室での授業と週に1回体育館で実験を行います。

授業の内容はこの前僕が実際に受けたテストの問題だと『人間のエネルギーとして使われるATPの生産はどのようなプロセスで行われるか』や『ATP生産時のNADとFADの違いを説明する』などです。

この辺は割と序盤の内容でここから運動時のホルモンの働きだったり神経の話が出てきたりと運動時のほぼ全身の体内の変化のことを勉強します。

実験の中身はその時に何を勉強しているかによってもちろん変わりますが、血圧と心拍数の測り方をやったりしました。

他には自転車を全力で30秒程漕いで、5秒ごとのペダルの回転数を数えてどのエネルギー生成方法を使っているのかを調べたりします。

ブロガーとして致命的なんですけどこれ文章で説明するのかなり難しいので動画を貼りましたので見てもらう方がわかりやすいと思いますが、日本語の良い動画がなかったので英語のものにしました。

とりあえずこんなことやるんだなぁぐらいで見てもらえたらなと思います。

 

先に言っておくとこの授業はめっちゃ難しいです。どのくらいかというと1回目のテストの平均が100点満点で64点でした。

単位の取得は学期が終わった時点で70%を超えていることなのでかなりやばいですね。

ただこの授業をきちんと理解できると『どうして運動前にウォームアップが必要なのか』などの運動時に体に起こっている現象などの理由がわかってくるので興味深い学問ではあります。

機能解剖学/Kinesiology

こちらも解剖学関連の授業です。機能解剖学も解剖学の続き的な授業で主に骨、関節、筋肉について勉強をします。ちなみにKinesiologyの適切な翻訳は運動学ですが、機能解剖学の方が個人的にしっくりくるのでこの場ではそう呼んじゃいます。

解剖学を履修すると習うんですけど、人間の関節や骨の中にも色んなカテゴリーが存在するんですけど、例えば手の指の骨と太ももの骨って別のカテゴリーで、これらがどの様に違うのか、またこの骨の関節はどういう特徴があるのかなどの話をします。

もっと言うと太ももを動かす時にはこの筋肉がこうなって、こっちの筋肉はこういう風になるから太ももの筋肉はこんな風に動かすことができるみたいな分析みたいなこともやります。

この授業は今履修をしているので今は細かく書くことができないんですけど、授業を受けていてこの授業が理解できなかったら人にトレーニングやリハビリをさせられないよなと思わせられる授業です。

高校生の間にどんな勉強をしておくべきか

生物

上で挙げた3つのクラスに共通する大きい枠組みの授業ですね。大学に入ると1番最初に履修する解剖生理は特に生物を高校で勉強していると楽な授業だと思います。

高校の生物の授業って植物とか動物とか色んなトピックを広く浅く勉強すると思うんですけど、解剖生理は生物の授業の細胞や人間の体内に関するトピックを掘り下げたものなので覚えておくとかなり楽です。

生物でも出てくる恒常性の部分とかは運動生理でもやるし、DNAとか免疫の部分も結構ガッツリ授業でやるので選択授業だとしても結構マジでやっておいた方がいい科目ですね。

化学

個人的に1番関係なさそうな科目No. 1なんですけど、そこそこ関係ある科目です。化学物質とかって人間に関係ないように見えるんですけど普段僕らが酸素を体に取り込んで二酸化炭素を吐き出している時点で化学は普通に関係ある科目の1つです。

化学で学んだ知識をガッツリ使うという訳でもないし、運動生理の教科書によってはちょろっと解説してくれてたりもするので絶対に勉強した方がいいという程でも無いかな。

ただ知っておくと結構便利だなと思うことはありますね。pHがどうのこうのとかは生物ではやらないですし。

とりあえず僕の学校では運動生理を履修する前に化学を履修しなきゃいけないので勉強しておいた方がいいカテゴリーに入れておきました。

英語

これは大学生の間に実感することって結構少ないとは思うんですけど、将来的に自分が大人になってプロの世界でトレーナーになりたいと考えた時に、団体で行う競技には少なからず外国人の選手が在籍しています。

コミュニケーションが取れなければその選手が何をして欲しいのかをこちらが理解することができません。

アスレチックトレーナーにしてもストレングスコーチにしても直接コミュニケーションが取れるから信頼関係も生まれますし、まともにコミュニケーションを取れない人に自分の体を預けたいとは思わないでしょう。

確かに国よっては英語を話せない選手もいるでしょうが、そこそこの割合で第2言語で英語を話せる人はいますし、こちらも覚えて損をするようなものでは無いので早い段階で勉強を始めることをおすすめします。

終わりに

スポーツトレーナーというかなり大きい枠組みで記事を書いているのでちょっとありきたりな内容かなとも思います。

ですが、アメリカで言えばアスレチックトレーナー、ストレングスコーチ、フィジカルセラピーなど、どの分野に行っても結局これらの知識を土台にした上でそれぞれの分野の知識を身につけるのでかなり大事でもあります。

トレーニングやリハビリのプランを作るのにもこれらの知識を使いますし、人に教えるためには授業で学んだこと以上に深く理解する必要があるでしょう。

高校生の時点で勉強しておいた方がいいものをしっかり学んで、大学でスタートダッシュできるように頑張っていきましょう!

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