こんにちは!アメリカ・ミズーリ州の4年制大学に正規留学しているりゅっこです。
今回はアメリカの大学での履修登録についてです。
アメリカに行って最初の学期は特に右も左もわからないことが多いのでこれを見て少しづつ履修する授業を決めていきましょう!
もう留学しているよ!って方も念の為に確認おきましょうね。新入生として行う場合、通常時の履修登録の場合を書いていますので読んでみてくださいね。
留学生は絶対12単位以上取る
これは交換留学、正規留学関係なく1学期につき、12単位以上は絶対に履修しないといけません。何があっても履修登録に関してこれだけは最低限覚えておいてください。
下にも書いてあるGeneral Studies(共通科目)というカテゴリーの授業は1つあたり大体3単位から4単位なので最低でも3単位の授業を4つ取ればいい計算になります。
12単位を下回ると学生ビザのルール違反になり最悪来たばかりなのにKick Out(退学)も考えられます。要はせっかくのあなたのここまでの努力が水の泡になります。
授業ってどんな感じ?
アメリカの大学は日本の大学とは違い、週に2回か3回行うことが多いです。この法則に沿っていない授業もありますが、僕の学校は基本的にこれです。週に2回だと1コマ1時間15分、3回なら50分になります。
学年が上がってから履修するメジャーのクラスには週1回なんていうのもあります。あとは教室に行かず、オンラインで授業を取ることも可能です。しかし留学生は12単位中9単位以上は教室に行って授業を受けるスタイルでなくてはなりませんので注意してください。
ちなみにこの『9単位以上のクラスは教室で授業を受ける』というのは学期期間中だけで夏休みや冬休みは適用されません。
同じ授業でも先生によってディスカッションをやったり、日本みたいに黒板やパワーポイントを見ながらノートを取りつつ授業を受けるレクチャースタイルなのか変わってくるので下に書いているRate My Professorを確認するのがいいと思います。
- 1学期につき最低12単位分の授業を履修する。そのうち9単位分はクラスに行くスタイルのもの。
- 下回ると学生ビザのルール違反
- 授業は週に2回か3回
- 同じ授業でも先生によって授業のやり方が違うので確認する。
英語と数学のテストを受ける
入学した学期にどちらかを受けてない人と新入生は要確認です。
履修登録をする前に英語と数学のPlacement Testを受けなければいけません。このテストの点数によって必修のクラスを最初の学期から履修できるのか、それともレベルの低いクラスから履修しないといけないのかが決まります。
英語のテストってどんなの?
英語のテストは学校によってレベルも違いますし、パソコンで受けるのか、それとも紙で受けるのかも違うと思いますが、僕はパソコンで受けました。
ただ、同じ学校の友達は紙で受けたという話も聞いているので人数や時期によって違う可能性も0ではないです。
レベルとしては、TOEFLより簡単です。テーマは似ていますが、時間は1時間程ありました。おかげであまりキーボードを覚えていない僕でも、なんとかなりました。
TOEFL本番では15分と時間が短いですが、1時間で同じような文章を書けっていう話だったらまだなんとかなると思いませんか?
なのでいわゆる対策法って言うほどのものはないです。しいて言えば留学が決まってからも継続してTOEFLのライティングの対策を継続すればそれがそのままテストの対策になります。
数学のテストってどんなの?
数学は高校の数学でいい成績を取っていた人達なら大丈夫だと思います。範囲は足し算から数2・Bぐらいまでです。電卓も使えますよ。
最初の方は『あなた達さすがになめすぎじゃない?』ってぐらいの足し算から始まりますが、後々ちゃんと大学生のためのテストっぽくなるので油断せずにいきましょう。
僕はオンラインと紙、両方で数学のテストを受けました。どちらの方が良いかと聞かれたら紙です。パソコンでの数学の答えの打ち方がよくわからないです。ぶっちゃけ今でもよくわかんないです。
そもそも僕達日本人はパソコンを使って数学の授業をやりませんし、知らないのも無理はないです。
答えがわかっているのに答えを打ち込めないことほどムカつくことはないのでオンラインか紙、どちらでテストを受けたいか選ばせてくれるのであれば圧倒的に紙で受けることをおすすめします。
僕はテスト中に『やばい、マジで答えの打ち方わかんねぇ』となりました。英語は先生に監視されていましたが、数学はオンラインなら自分の部屋で受けることができたので部屋で受けたらまさかの地獄で打ち方を聞くこともできずに終了しました。
僕の学校は授業が始まった1週目に数学を履修している人たちにメールで紙でのテストの時間が知らされ、受けることができました。連絡がない場合はアドバイザーに確認しておきましょうね。
1番下のクラスから始めると小学生レベル(大きい数字の四則計算、割合とか)からやるので覚悟しておいてください。
数学のテスト対策
もし『冗談抜きでマジで数学できない。だけど小学生の範囲からは死んでも嫌だ』って方は渡米前に復習しておくことをおすすめします。
高校生の時に使っていた参考書などを捨てずに持っているのであればそれで代用できます。わざわざ改めて買う必要はないです。
ただ文章題が英語なので戸惑ってしまうと思うので渡米前に数学の単語を覚えておくことと、テストを受ける時にアメリカの電卓が日本でよく見る物と少し違うので自分で用意をするか、暗算でやるか考えておいた方がいいと思います。
数学の単語は下に参考になるサイトがあるのでこちらに書いてある単語を確認してもらえれば大丈夫です。
- 履修登録の前に英語と数学のテストを受ける
- 英語はTOEFLと同じような難易度、テーマ。だけど時間が長い
- 数学は数2・BまでわかればOK、ただし単語が難しいから下のサイトを確認↓
- アメリカの電卓が日本の物と違うので注意
履修する授業を決める
アメリカの大学では各学期の授業を決める時にあらかじめ自分が次の学期に取りたい授業の候補を決めてアドバイザーに会います。
この授業を決める時にRate My Proffesorというサイトで履修したい授業の先生の評価を確認して授業を決めていきます。検索するとクラスの名前、難しさ、投稿者のコメントが書いてあるので、自分にあっているかどうか確認しましょう。
学校のサイトにDegree Mapというページがあれば、そこに4年間の履修登録のサンプルがあるかもしれないので確認しましょう。
学年が進んでから『この授業をこのタイミングで履修したかったのに、その前のレベルのクラス取ってない』なんてことになると卒業が遅れる可能性もあるのできちんと確認しましょう。
下に投稿時の時点で最新の僕の学校の僕のメジャーのDegree Mapのリンクを貼っておくので見てみてくださいね。これと似たようなものがみなさんの学校にもあると思います。他にも卒業後の進路も書いてあるので履修登録の時ではなくても確認の価値ありです。
授業ってどうやって選んだらいい?
アメリカの大学では大きく3つのカテゴリーの中から授業を選びます。
- University Studies
- Requirements
- Additional Requirements
University Studiesは共通科目、Requirementsは必修科目、Additional Requirementsは必修科目を履修する前に取らなきゃいけない科目です。どのカテゴリーも大事ですが、学年が若い人なら3番目のAdditional Requirementsからがいいと思います。
これを取り終わらないと学年が上がった時に履修できないクラスが出てくるので理想は2年生の1学期までに終わらせておきたいですね。そんなに数は多くないと思いますが、メジャーによって科目数も違いますので、学年が若い人ほどこのカテゴリーは優先順位が高いです。
どんな授業を履修したらいい?
最初の学期は特にみなさんGPAを稼ぎたいと思うので、僕のおすすめは自分のRequirementsかAdditional Requirementsから1クラスから2クラス履修し、他のクラスを簡単なUniversity Studiesのクラスで固めるのがいいと思います。
English Compositionというエッセイを書くクラスとスピーチのクラスは1年生の最初の学期に履修する人が多いので友達も作りやすいです。しかも僕の学校ではメジャー問わず全員必修でした。
これらのクラスに限らず、University Studiesというカテゴリーに入っているクラスはこのタイミングで履修せずに少し学年が上がってメジャーのクラスが難しくなった時のために残しておく人もよくいます。
やけくそになるのはよくありませんが、特に履修する授業を気にしないのであれば『この時間帯に授業を受けたくないだけで授業はなんでもいいので予定を組んでほしい』っていうのを伝えればやってくれます。
ただあまったクラスからランダムに選ばれるのでいい先生にあたるかどうかは完全に運になりますので個人的にはおすすめしません。
あとは学期期間中に履修せず、夏休みや冬休みにオンラインで履修する人もよくいます。ただ学期期間中の課題の量をぎゅっと期間を狭めて行うのでちょっとハードになります。
実際の僕の履修登録
この欄の下に僕の最初の学期のスケジュールの写真を少し見にくいですが、参考までに貼っておくのでよかったら見てみてください。
黒い線は先生の名前なので伏せておきます。
授業はMA023、123が数学とそのラボ、EN100が英語のクラスで、上で書いたEnglish Compositionです。BS013、113が解剖生理学とそのラボになっています。
UI100はuniversity Studyという僕の学校でしかないものだと思うので気にしなくて大丈夫です。
ラボって何?って方が結構いると思うんですけど数学は普通の授業です。解剖生理学の方はネズミの解剖をやったり、骨や血管の名前や場所を模型などを使って確認します。どちらの授業のラボもセットになっているので両方のクラスを同時に履修しなければいけません。
僕の場合だと数学、解剖生理学がAdditional Requirements、英語とUI100がRequirementsになります。この学期がこれで13単位。これに冬休みに1つオンラインでクラスを取って16単位になりました。
アドバイザーのアポイントメント、履修登録まで
アドバイザーのアポイントメント
授業を決めたら、各々のアドバイザーに会ってこの授業を取りたいです!というミーティングをミッドターム(中間試験の時期)が終わって少しした時期にやります。このミーティングで履修する授業を確認してもらいます。
OKをもらったらPINコードと呼ばれる履修登録時に必要なコードをもらえれば第1段階終了。ミッドタームから1ヶ月後くらいにオンラインで履修登録を行います。学校のサイトで履修登録が始まる日を確認できるので忘れずにしてくださいね。
履修登録が始まる直前だとミーティングの予約がいっぱいで履修登録が始まってからアドバイザーに会うということにもなりかねませんので余裕をもって取りましょう。このミーティングの時に決めた授業はあくまでも予定なので、後から変更しても大丈夫です。
変更したものをアドバイザーに連絡する必要はないと思いますが、確認のために連絡するのもありだと思います。この時の連絡はメールで大丈夫です。
履修登録の注意点
履修登録はアスリート→4年生→3年生→2年生→1年生の順番で始まり早い者勝ちで授業を登録します。要はアスリートを除いて単位を持っている数で決まります。
学校側のシステムで管理されているので、『俺1年生だけど4年生のタイミングでやるわ!』ということはできないので、学年が下の人ほどプランBを用意することをおすすめします。
ちなみにアスリートから履修登録が始まるのは練習の時間との兼ね合いから、上の学年から始まるのは上の学年の人ほど残りの授業が減っているので履修したい授業を履修させて予定していた学期に卒業させてあげられるようにするためです。
履修登録はオンライン上のガチンコの椅子取りゲームになるので登録ができる時間が始まったちょうどにクラスを登録するのがベストです。
Rate My Professorで評価が高い=人気の先生になりますし、評価が高い先生の授業を取ることが高いGPAでいることの第1歩になります。
新入生は履修登録を新入生のためのオリエンテーションの時期にやり方を教えてもらえます。自分で授業を決めてアドバイザーとミーティングをすればそのままアドバイザーにその学期の授業を登録してもらえます。自分でやってねと言われればもちろん自分でやってくださいね。
特に秋は新入生が多い時期なので履修したいクラスが人数いっぱいで受けられないなんてこともよくあるので、なるべく早い時間にアポイントメントを取って授業を決めちゃいましょう。
最初の学期はアドバイザーも大学生活に慣れてもらうためにあまり難しくないクラスをおすすめしてくれると思うので自分で決めたクラスから指示に従って変えるのもありだと思います。
- 授業のカテゴリーは大きく3つ
- 履修登録は早い者勝ちで行われる
- アポイントメントを早めに取ってミーティングを行い、アドバイザーからPINコードをもらう
- 履修したい授業が取れなかった時のためにプランBを用意する
- 学年が若い人ほどAdditional Requirementsの優先順位が高い
終わりに
今回は履修登録のやり方と注意点、一連の流れについて書きましたがいかがだったでしょうか。
履修登録は大学生活を過ごしていくためには避けては通れないものなのでしっかりと余裕をもって次の学期に履修する授業を決めていきましょう。
特にアドバイザーとはメジャーを変えない限り変わることがないですし、インターンや就職の時にもお世話になるのでしっかりとコミュニケーションを取っておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。