ひとりごと

アメリカでアスレチックトレーナーになりたいなら知っておいてほしいこと

アメリカでアスレチックトレーナーになりたい人に知ってほしいこと

こんにちは!りゅーきです。

最近はオリンピックの日本開催や、バスケでは少しづつ海外でプレーする選手が増えたり、サッカーでは毎回の移籍市場で海外チームに移籍をする選手が出てきます。富安のアーセナル移籍や南野のリバプール移籍なんかは記憶に新しいですね。

そんな中で選手として将来スポーツに関わる仕事ではなく、トレーナーなどの様に選手に現場で直接関わる職業も注目されてきていると思います。

そんな中でアスレチックトレーナー(以下AT)という職業は国家資格ではないながらも、多くの人が選手ではないけれどもスポーツの現場に関わる仕事としてなりたいと思う人が増えてきていると思います。

そんな中で僕が授業中に先生から話を聞いていて、この部分はATになる上で絶対に必要で避けられない大事なことだなと思ったので書いておこうと思います。

筆者情報
  • Exercise Science専攻
  • アメリカの大学の3年生
  • 現在Injury Managementという授業を履修中

話の始まり

まず何でこの話を僕がしようと思ったのかというと、今学期Injury Manegementという授業を履修しているんですけど、その授業の先生がATとして20年以上のキャリアを持っている人が最初の授業で話したことのインパクトが大きかったからです。

僕自身はExercise Science専攻ですが、高校生の時はATになりたいと思っていた人なので、こういうことも含めて先に知っておくべきだという僕のお節介で書いていますが、かなり大事な事だと思います。

話の始まりは1つの質問から始まりました。

『自分の目の前で自分のチームや相手チームの選手のキャリアを終了させてしまうようなケガが起こった時に冷静に対処できるか?』というもの。

その話をする為にいくつかのショッキングなケガの動画や写真を見せてもらいました。

実際に見せてもらった動画がこの2つです。結構ショッキングなので気をつけてください。

この2つを見たクラスにいる人たちは思わず声が出ていたり、目を背けたりしています。僕もそうでした。

これら2つは実際にあなたが将来ATになったら目の前で起こる可能性のあるケガです。

その上で先生が言ったのは『このクラスにはスポーツに関わる色んなメジャーの人達がいるが、このクラスで学ぶのは体がどうやって壊れるか、それらをどう治してアスリートを競技に復帰させるかを学ぶ。だからこそこういうケガが起こる可能性がある以上慣れてほしい。』というものでした。

先生が最後に言っていた言葉が『ATという職業は誰よりも早くケガの診断、応急処置を行う。重度のケガが起きたからといって目を背けることはできない。なぜなら現場でそのケガに対する診断と処置ができるのはATだけだから。』という言葉の重みがすごかったです。

ATのここが大変。だからこそ知っていてほしい

まずケガが起こった時に大きい大学やプロチームの現場では何千何万という観客がいる目の前で選手に対するケガの処置や診断を行います。その中には例えば観客にケガそのものを見えない様にする配慮なども含まれます。

これらの判断を適切に行う為にはまず冷静な状態でこれらのことを行うこと。その上で適切な知識と技術を駆使して選手を救うことです。

これらのを事を適切に行えず、重度のケガが起こった選手に待っているのは最悪の場合、選手の死です。

その冷静に仕事をする為にはまず重度のケガを見慣れるというプロセスを踏まなければいけないこと。また選手の命を扱う職業であるという認識が必要です。

日本ではATという職業は国家資格ではないながらも業界の人にはそれなりに知られていているからこそ選手ではなく将来スポーツの現場で働くことを夢見る人なら思い浮かぶ職業です。

知らなかったとしても最近では高校の部活にATがいる学校も増えてきているので知るきっかけも増えて知名度が上がる要素の1つになっていると思います。

実際目の前で捻挫している選手に対してテーピングをしているATの姿はかっこいいし、高校生の頃の僕もそう思っていました。

けど本当に少しだけこの仕事のことを知った今の僕はテーピングをすることがATの仕事ではなく『どんなケガが起こっても真っ先に選手の元に駆けつけて冷静な判断と処置を行うプロ』だということです。

だからこそATの資格取得の条件が大学院を卒業してからに変わったのだと思います。

全員がこういうケガに耐性を持っていないとは思いませんが、自分のキャリアを築く上で重度のケガを見慣れるプロセスはいくらなりたいからといっても精神的にかなりきついと思います。

他にも現場で活躍するスポーツの職業はある

読者の方に誤解を招かない為に言っておくと、別にATにならない方がいいという話ではなく、スポーツの現場で働く=ATではないということ。

ATではなくてもスポーツの現場で働く仕事は他にもあります。

僕が専攻しているExercise ScienceはStrength & Conditioningといって、主に選手のパフォーマンスを上げる為にトレーニングのプランを作って指導する為に学ぶ学科です。

競技のコーチや栄養士なども現場やアスリートには関わっているし、アメリカならフィジカルセラピーなら治療に関わるけど最初に治療する人たちではないって感じの職業もあります。

特にアメリカなら日本よりもスポーツに関わる職業が多い分、自分がやりたいなと思うものを見つけやすいと思います。その分要求される学位が高かったりするけど。

それでも見慣れない重度のケガを見慣れるようになるよりも良いと思うなら他の職業を調べてみるのもいいと思います。

日本の学校に通うなら専攻科目を変えるのは大変ですし、入ってから思っていたのと違うとなると勉強のモチベーションにも影響してきますし。

まずは自分がなりたい分野のある学校のオープンキャンパスで体験授業を受けて、実際に自分がなりたい職業の人のブログを見てみたりすればある程度まではわかると思います。

アメリカならSports Medicine Umbrellaと検索すれば大きく2つのカテゴリーに分かれたアスリートに関わる職業が出てくるのでそれぞれの仕事はどんな事をするのか調べてみたらいいと思います。

そこからアメリカに留学したいなと思ったら僕に質問してくれて全然構いません。僕が答えられる範囲で頑張って答えます。

Exercise Scienceに興味を持った人はここから僕の過去の履修登録を確認できます。

終わりに

前の方の文章でも言いましたが、今の僕はアスレチックトレーナー志望ではありません。ですが、勉強を始めた後に選手のケガを見るのがキツいということに気づくのは遅いと思います。

重度のケガが起こった部分を見れないからアスレチックトレーナーになるのをやめるという選択肢も人によっては必要だと思いますし、見慣れるまで絶対に耐えてやるって思って実際に耐え切る人もいると思います。

あくまで僕が言いたいのは、アスリートに関わる仕事がたくさんある中でアスレチックトレーナーは1つの選択肢であって他にも仕事はある。

そのたくさんある仕事の情報を自分で集め、考えて決めるべきだと思うというのが僕の意見です。

僕自身は別の理由でExercise Scienceに専攻を変えましたが、なんだかんだ今の専攻の方が自分にしっくりきているなと思います。専攻を変えたことに後悔はありません。

後悔するかどうかは正直なところ勉強し始めてみないとわからない部分ではありますが、この記事を読んでくれた誰かの考えるきっかけになったのなら幸いです。

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