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コロナ禍での学校再開!アメリカの大学のキャンパスの様子は?

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皆さんこんにちは!りゅっこです。

気づいたらもう9月の半ばにさしかかろうという時期。時の流れはすごく早いですね。こんな感じで1年もあっという間に終わってしまいそう。

さてさて今回は学校もface-to-faceの授業を行うということで僕もキャンパスに戻ってきましたので、ご参考にキャンパス内の様子や授業の様子をお伝えしていこうと思います。

授業

授業は基本的にいつも通り行われていますが、通常と違う点がいくつかあります。

  • マスク必須
  • ソーシャルディスタンスの関係で1つの机に1人から3人まで(机のサイズ次第)
  • 今まで小さい教室でやっていた授業が場所を変えて大きい教室の使用
  • オンラインと教室での授業をミックスした形の物になった
  • 授業をZOOMで生中継(履修者のみ閲覧可)
  • テストが全部オンラインになった
  • 座席数の減少

こんな感じです。上から3番目、4番目、6番目を説明しますね。それ以外は文面で理解できそうなので。

今学期、僕は去年単位を取れなかった解剖学を履修しているので比べられたのですが、去年は50人ぐらいの授業でそこそこ席が埋まるぐらいの教室を使っていたのですが、他の生徒との距離を確保するため、100人ぐらいは余裕で入る教室を使っています。

4番目のオンラインと教室での授業のミックスというのは、例えば週2の授業で2つのグループに分けられて、『この曜日はグループAが、こっちの曜日はグループBが来てね。来なかった方はZOOMで授業を見て』って形で進んでいます。

ちなみに板書はホワイトボードを使わず、先生が紙に板書をして、その手元をカメラで写す形で進んでいます。教室ではプロジェクターに、パソコンでは画面に手元を写してくれているので何の問題もないです。

テストが全てオンラインになった理由は、紙を配る事で感染のリスクを上げたくないからだそうです。まぁ確かに配る時に後ろの人に渡したりすると何人かがその紙に触ることになるので納得です。

推測なのですが、学校側は大々的に言っていませんが、face-to-faceの授業でも先生が許可すればZOOMで授業が受けられそうです。テストも教室で受けるのか、それぞれ好きな場所で受けるのかは先生が決めるので、先生に確認すれば、日本でもface-to-faceの授業を受けられるかもですね。時差的に大変だろうけど。

ジム

  • マスク必須
  • トレーニング時もマスク着用
  • 使った器具の消毒
  • バスケやバレーボールの試合禁止
  • 給水機で直接水が飲めなくなった(コップが用意されている)

トレーニング器具の消毒はコロナに関係なくセルフでやる事なのですが、行かない方もいると思うので念の為に書いておきますね。

ただ、今までよりも徹底されている感じで、職員が1人トレーニングエリアに監視についていて、他の人と距離が近かったり、消毒していないと注意するようになりました。

バスケやバレーボールの試合が禁止になったのはソーシャルディスタンスの関係からです。ただ、学校の体育館でやるのを禁止しているだけで学校の外で集まって試合をやることまでは禁止されていないので、そのうち口コミで広まって、色んな人が集まりそうです。

給水機はジムだけでなく校舎の色んな場所にありますが、全て使用禁止です。ジムのみコップを用意して飲めるようにしてくれています。

その他の場所・フードコート

  • マスク着用
  • 食べる時のみマスク取り外し可
  • ビュッフェ形式フードコートでは職員が皿に盛る
  • 他の場所は待ち時間が長くなった
  • コップは1回使ったら別の物に取り替え、使った物は捨てる
  • 座席数の減少
  • 図書館の本に触れなくなった(言えば取ってくれる)
  • Labor Dayに授業がある

コップは万が一使った人が感染していてそれをそのまま使うと感染する可能性があるので1回使ったら別の物に変えます。

ビュッフェ形式のフードーコートは今までは自分で食べ物を取っていましたが、今年からは各セクションに職員が配置されて、自分が欲しいものをとってもらうシステムになりました。

他の場所はソーシャルディスタンスを守るために、今までは滝のように流れていた人の列が、全然流れなくなり、待ち時間が長くなりました。なので昼時は長い日だと30分ぐらい待ちます。また座席数も減っているため、座る場所も前より見つけにくくなりました。

図書館の本は不特定多数の人が触るので図書館の職員に必要な本を取ってもらいます。ちなみに授業の教科書のレンタルも職員の人が持ってきてくれて、手続きをしてもらった後に初めて教科書に触れます。

Labor Dayとはアメリカの国民の祝日で例年は授業も無く、多くの学生が3連休なので帰省をするのですが、学校的にこの『帰省』が問題だったようで、帰省先で感染をしてキャンパスで広まってしまうと大変なので、授業をやって帰省させないようにしたようです。本当は秋休みもあるのですが、同じ理由でなくなりました。

その代わり、冬休みを例年より1週間早くし、休みの日に授業をやった分、冬休みを少し長くすると決定されています。

ただ、学生的には帰りたかった人が多数派なようで、多くの人がFacebookで不満をぶちまけていました。指摘していることも割と的確なものでして、内容は『まともに検査してないから陽性者が少ないのは当たり前、帰省した人達に検査をすればいいんじゃない?』と言うものでした。

実際に帰省した人全員に検査が出来るかどうかは別問題として、検査をほとんどしていない(恐らく、症状が出て病院に行った人だけ検査を受けてる)というのは僕も問題だなと思っています。今でもパーティーを毎週末やっている人達がいるので、僕は無作為に何人か選んでやった方がいいと思うのですが、学校はそうは思わないようです。

まぁ多分そこまでする余裕が学校側に無いだけだと思います。

追記

10月20日追記

学期も折り返しまで来ましたが、ここで記事をアップしてから起こったこと、決まったことを簡単にまとめます。

  • 2021年春学期の春休みを廃止し、その代わりに冬休みの1週間の延長
  • 授業は今学期と同じく基本は対面授業、授業によってはオンラインと対面授業をミックスした形で行われる
  • 9月24日にキャンパスでの1日の感染者数が30人を超えた
  • 10月中盤を過ぎてから感染者数が減った

2022年7月追記

  • マスク撤廃
  • キャンパス内のカフェなどの席数もコロナ前と同じ
  • キャンパスクリニックなどでのPCRなどは継続

基本的にはコロナ前とほとんど同じ正体に戻っていて、先生達も3年前の話をする時は『パンデミックの前』と言ったりする事が多いので彼らからするとコロナは完全に過去の物となっています。

終わりに

夏休み前とはガラッとキャンパスの雰囲気が変わって始まった新学年。今まで生活していた分、悪いところ、不便なところに目が行きがちですが、出来るだけ良いところにも目が向くぐらいの余裕がキャンパス全体にも出てくるようになって欲しいと思っています。

個人的には日本は少しずつ今までの生活を取り戻して来ていて、段々と新しい生活様式にも慣れてきた頃だと思いますが、アメリカはBLMのことなどもあり日常に戻るには少し時間がかかりそうです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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