キャリア PR

アメリカに留学中の大学生が就活を考えてみた

アメリカの大学に留学している大学生が将来について考える
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!皆さんはいかがお過ごしでしょうか。僕は歴史的な寒波の影響で学校が1週間なくなって、ひたすらバカみたいに多い課題を頑張っておりました。

今回は就活についてひとりごとレベルでなんとなく話してみました。話すっていうよりも僕の頭の中にある案をひたすらに殴り書きしているという方が正しいですね。

僕は今年で22歳になり、高校の同級生は就活の真っ只中という時期なのですが、僕は初年度を語学学校で過ごしたので1年。なんなら順調に単位を取れても卒業は23年の5月になるので、日本では秋か中途採用になるので時間には少し余裕がありますが、どういう風になるか考えてみました。

ちなみに海外での就職も視野には入れていますが、現実的には日本なんだろうなと思っています。

【注意】僕はExercise Science専攻の学生として、将来スポーツチームのストレングスコーチとして働きたいので一般的な就活とはかなり違ってしまうと思います。応用できる部分はあっても100%マネできるとは思わないのでこんなやり方もありかなみたいに読んでもらえると嬉しいです。

僕の今の状態

僕は現在アメリカの大学2年の後期で、夏休みが終わると3年に進級します。専攻はExercise Scienceというもので日本で身近な職業を言うとジムのトレーナーや、スポーツチームでトレーニングを指導する職業です。

長期休みで日本に帰った時には、中学生の女子のバスケのクラブチームでコーチとしてインターンをしています。この学年になってくると段々と自分のキャリアについて考え始めると思います。

あと2年程度で卒業と考えると、やっぱり自分の将来に対して不安になりますので僕も考え始めた次第であります。

典型的な留学生の就活は多分無理

日本から留学している人達の就活と言えばボスキャリことボストン・キャリアフォーラムが1番有名ですね。

ボスキャリは毎年11月に留学している日本人学生達と企業の採用担当の方々が集まり、面接などを行っていく場です。2020年の参加企業で名前をあげていくとJTBやソニー、楽天やゴールドマンサックス。はたまた外務省など総勢178社の日経、外資系の会社が参加するものです。

今年はコロナの関係でオンラインで開催されましたが、会社の名前だけを見ても日本にいたら書類すら通らなそうな会社が盛りだくさんです。

下にリンクを貼っておきますが、参加企業の名前を見ていくとわかる通り僕の専攻に当たる人材を探している企業は無いです。

仮に僕がアメリカの大学でビジネスとか法律など日本の大学にもあるような専攻を選んでいたら少しだけ可能性があったかもしれません。

ですが、僕が目標にしているプロのスポーツチームがボスキャリ参加していない以上、参加する理由がそもそもないのです。

1億歩ぐらい譲って新卒一括採用の波に乗るためにボスキャリに参加して内定をもらったとしても、そもそも留学した理由にそぐわない事をやってまで違う分野で働きたいとは今は思わないです。

仮に違う分野に就職するにしても、もう少し頑張ってから決めればいいと思うので新卒のカードを使ってボスキャリで職を決めることは少なくとも僕はないと思います。

アメリカの大学に通う日本人大学生としての強み

これに関してはぶっちゃけ僕はあまり多くないと思います。アスレチックトレーニング(以下AT)みたいなアメリカの国家資格を取って日本に帰りたいと思っても実務経験のない人を雇うプロのチームなんて無いと思います。

CSCSの資格は国家資格ではないものの、その分野では知名度の高い資格ですが、これもATと同じで実務経験がない人を雇うことは日本でもないと思います。

基本的にアメリカのプロスポーツチームやディビジョン1の大学の求人は大学院を卒業していて、なおかつプロやディビジョン1レベルの実務経験が2、3年以上が最低ラインなので現実的には無理だと思います。

しいて言えば在学中にきちんと英語を勉強して、プロのトレーナーとしてプロ選手に対してきちんと指導できるレベルまで持っていければ、海外も『視野に入れること』は可能だと思います。

この場合の海外は街中にあるジムを指しているのでスポーツとは少し離れます。

日本以外の国

さらっと思いつくレベルで考えたのが、ワーキングホリデーを使ってカナダやオーストラリアのチームにアタックをすること。

就労ビザがおりなくてもワーホリなら大丈夫なんじゃない?と思います。逆に就労ビザがないのでいつクビになってもおかしくないと思うのでハイリスクだとは思いますが。

もちろんこれに関しては現地に行ったこともないしそれぞれの就活の状況すらわからないのですが、素人レベルでは僕が取得する予定のNSCA-CSCSなら使えると思います。

これに関してはCSCSが国家資格ではなくNSCAという団体が出している資格で、その分野では世界的にも知名度があるからこそ考えられる選択肢だと思います。

ちなみに同じ英語圏のイギリスには別の資格があるのでCSCSは持っていてもあまり意味がないのかなと個人的に思います。

まぁイギリスの様に現地で別の資格を取得しなければいけないなら、その国を避ければいいのでここに関してはもう少しきちんと探せば打開策があるかも?と思います。

どちらにしても英語圏の国なので、コミュニケーションに関してはそれなりに英語ができればなんとかなると思いたいです。

Exercise Science専攻の強み

逆にここは日本の大学生と争った時に少し僕が優勢だと思います。理由としては日本の大学生でスポーツの分野に入って来る人が柔道整復師と鍼灸師、理学療法士の人達のような医療系が多いから。

僕のやっている専攻というのは普通に練習できる状態を0とした時に、0から1を作る人で、これをストレングス&コンディショニングコーチ(以下SC)と言います。

さっき例に出した3つはマイナスから0に戻す人達なので、似た分野でも同じではないです。確かに日本では職業としては明確に区分けされていないチームの方が多いと思いますが、少なくともアメリカでは明確に別の職業として存在します。

アメリカにおいて怪我した選手の対応をするATとトレーニング指導をするSCでは基礎科目は同じでも、3年からは授業が全然被らないので、個人的にはとりあえずキャリアアップで資格を取った人が多いのかな?と思います。もちろん一線級に活躍されている方達みんなすごいですけど。

ちなみに日本の大学で僕がパッと思いついた運動科学がある学校が日大と帝京だけで、他は柔整とかをやって流れの中からSCになる人が多く、トレーニングを教えるための学科を卒業している人は少ないので使い方次第で強くなると思います。

逆にCSCSは国家資格ではないので、日本の国家資格の柔整とかを優先させるって話になるともう勝ち目が薄くなるので、この場合の対処を少し考えなければなとも思います。

まぁ理想はATとSCを明確に別の職業として雇ってもらえるのがどちらの立場からしてもハッピーなんですけどねー笑。

じゃあ就活をするのに最低限、何が必要か

これは圧倒的に『実務経験』です。先ほどから僕が言っていることですね。じゃあこの実務経験をどこで積むのか。

インターンですね。インターンって確かに企業によっては給料をもらったりもらわなかったりするタイプのものと1日だけ体験レベルで行くものが多いですね。

僕が言うのは前者でなおかつきちんと仕事をさせてもらえるものです。給料がもらえるかどうかはチーム次第ですね。

アメリカにおいてはどの分野でも就活をする時に重要な物として、経験とコネがあります。コネは正直『運』がいるかもしれませんが、経験は日本だろうがアメリカだろうが自分次第でどうにかなります。ちなみに僕の学校のこの専攻ではインターンが必須です。

ヘルス系メジャーの人達は特にこの実務経験が就活に左右すると思います。

ちなみに僕が言う実務経験に学校の実習は含んでいません。日本の理学療法士専攻の人達が病院実習をしたりすると思いますが、これはあくまで授業なので除外してください。

もちろんプロになるのに実習も大事ですが、履歴書には書けないし実習はみんなやっている事なので。

どうやってインターンをする?

自分で営業をしましょう。僕のケースで言えば、高校の部活の顧問の先生が僕が卒業した後に学校を辞めてクラブチームを立ち上げたので連絡をしてお世話になりました。

このケースは多少コネがありますが、向こうは僕から連絡がなければインターンの話すら出ていないので、まぁ営業と言えるとは思いますがちょっとノリの軽いケースですね。

人によってはチームの事務所に直接電話をしてアポを取ったり、アメリカだったら履歴書とカバーレターをメールで送って担当の人に繋いでもらうケースが多いと思います。

なんにせよネットで調べても長期・短期を問わず、この業界のインターンの求人はないに等しいので自分の足で稼ぐことが大事です。

ただチームによっては散々コキ使われたり、雑用だけやらされたり、給料を払うって話だったのに結局払われないみたいなやりがい搾取の現場が多いという話も聞くので、精神的にそのインターン先がキツければスパッと辞めるべきだとも思います。

人間特に健康が1番ですからね。学生の内から給料も貰えずにストレスを溜め込む必要も無いと思いますし、その場所だけでしか働けない訳ではないので。

僕のインターン経験談はこちら!

『人に教えるのは難しい』アメリカの大学生が日本でインターンこんにちは!段々と暑くなってきていますが、エアコンを使わずに頑張っているりゅっこです。皆さんはいかがお過ごしでしょうか? さて、今...

日本のちょっといい部分

システムが整いきっていないからこそ、SCコーチの肩書きをもらえる可能性がアメリカよりも高いと思います。アメリカで大卒だと町ジムに就職する人が大半なので難しいですが、日本人だと大卒と院卒で初任給があまり変わらない事などから行く人が少ないので可能性があるかもと思います。

SCを名乗れるなら中高生などの育成年代も僕はありだと思っているので、そういう意味では日本の中高や生徒にどれだけSCを魅力的に思ってもらえるかも大事だと思います。

ちなみに僕はスポーツを問わずプロのアンダーカテゴリーのチームのSCになることが1番リアルだと思います。

プロも子供も両方大事ですが、プロの方がより専門的で先進的な知識を求められると思うので経験の少ない人を雇う可能性は低いと思います。

まとめ!

要点まとめ
  • ボスキャリにスポーツチームが来ないから一般的な留学生の就活は無理。ヘルス系留学生は企業に就職するケース以外はそもそも行く意味なさそう。
  • 留学しているから就活が有利になるわけではない。ただキチンと英語を勉強すれば海外就職も考えることはできる。要は選択肢が増える。ワーホリうんぬんもその可能性の1つ。
  • 日本のヘルス勢と違ってトレーニング指導にフォーカスしていたからその分野だったら少しだけこっちが優勢かも。ただCSCSが国家資格じゃないから弱点にもなるかも。
  • 日本のヘルス系大学生がインターンをやらない分、そこで差をつけられるのではないか。ここに実習は含まない。
  • インターンは自分からアタックしよう。インターンの求人は基本ない。あっても無給。
  • アメリカよりも日本の方がSCの肩書きをもらえる可能性は高そう。

終わりに

本当に殴り書きした文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。そしてお疲れ様です。ちなみにここまでで約4700字あります笑。

個人的には別に就活をしよう!と完全に決めた訳ではなく色んな選択肢を考えていますが、就職が1番可能性が高いと思うので結構深く考えています。

大学院に行きたい気持ちはありますが、実際に働いてからでも良いかなと思う部分もあるのでまだあまり深く考えていないです。

他にも大学院に行かずに日本の専門で柔整とか鍼灸をやる可能性もあるかもしれないですね。

まぁ考えれば考えるだけ選択肢が多いです。まだ時間もあるのでゆっくり自分の身の振り方を決めて行こうと思います。

1つだけ言うなら留学していなかったら大学院に行こうかなとか海外就活も視野に入れてみようかなとか思いもしなかったので高1ぐらいの自分にこの話をしたらドン引きするぐらいにマジメに物事を考える様になりましたね。なおかつそれが楽しいというのがまた良い。

重ね重ねですが最後までご覧頂きありがとうございました。また次回!

RELATED POST

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です