キャリア

アメリカ・ディビジョン1の大学でストレングス&コンディショニングインターン

皆さん、お久しぶりです。夏休みが忙しいのを理由にブログを書くのをサボっていたりゅーきです。

気づいたらあっという間にもう8月。この時期になると日本ではインターハイや夏の甲子園が行われて高校で身につけた技術の集大成の場になる大会が多く開催されていますが、アメリカの大学では4大スポーツの内の2つ、アメフトとバスケのサマートレーニングが始まる時期です。

基本的には毎年夏は日本に帰国してぐーたらして廃人の様な生活をしている僕ですが、今年の夏は最速で朝5時に起きてインターンに行っていためちゃくちゃストイックな夏の日々を話していきます。

アメリカの大学生のサマーインターン

そもそもまず国籍や専攻に関わらずアメリカの大学生はかなり積極的にインターンをします。色んな会社や大学も夏のインターンの募集をしていて就活の為の履歴書の経歴の部分に書ける様な経験を人によっては1年生が終わったタイミングから始めている人が結構多いです。

会社によってはインターンに対して給料を出している組織もあって、そういった組織の募集は当たり前ですがかなりハイレベルになります。

アメリカでは日本と違って新卒一括採用ではないので大学を卒業してからの就職の為に学年が低い時期からインターンをする人が多いです。

留学生が学校外のインターンで給料をもらう為には自分の専攻科目のインターンの授業を履修してお金をもらいながら働く許可であるCPTかどの留学生でも例外を除いて1年間働く権利のOPTを使います。

いわゆるSTEM専攻と呼ばれる人達はこの例外に含まれて、OPTが3年となります。

給料をもらわなければCPTもOPTも申請する必要はないので学校の外だろうがなんだろうが働き放題になります。まぁその代わりめっちゃ社畜になりますが笑。

さらっとストレングス&コンディショニングコーチの説明

さらっとStrength & Conditioningを説明すると、アスリートのトレーニングの指導やプログラムを作る職業です。同じ分野の違う職業ではパーソナルトレーナーがありますが、彼らのターゲットは基本的にはアスリートではない一般の方になるので職業的には少し違います。

また国家資格では無いながらも国際的にこの分野で有名な資格であるCSCSと呼ばれる資格がストレングスの分野に、CPTと呼ばれる資格がパーソナルトレーナーの分野にあります。

どちらも似て非なるもので、個人的にはCSCSの方が難易度が高い資格になっています。

ストレングスコーチが主に働く場所はプロのスポーツチームはもちろん、高校や大学、アメリカでは米軍でも働き口があります。ちなみにこれらの例の中では米軍が1番知識と経験を求められ、国の代表チームで働くぐらい難しいです。

パーソナルトレーナーは皆さんご存知の通り、街にあるジムです。

日本ではごくたまにCSCSを持たずにCPTを持っている方がプロのチームでストレングスコーチをやっている方がいますが、個人的には割と意味がわからないと思っていますし、かなりの例外枠なのでストレングスコーチになりたいならCSCSを取得することをおすすめします。

アメフトの夏

6月1日、年度も終わり留学生は帰国したり、アメリカ人は帰省しているこの日にアメフト部はシーズンに向けて始動します。

この日が僕にとってもインターン初日。仕事を少しづつ覚え、この日は体力テストとウエイトをこなします。

アメフト部の選手達は学期が終わってからサマートレーニングが始まるまでの約2週間はオフでしたが、ストレングスコーチからオフの期間に自主トレをしろとの指示が出ていたので、彼らがきちんと自主トレをしていたのかの確認も含めてトレーニングを行います。

そもそもアメリカ人のアスリートがウエイトするところを初めて見ましたが、日本とは雰囲気が圧倒的に違います。

ウエイトルームは音楽をガンガンにして選手達がハイテンションでトレーニングを出来る様に配慮されていたりします。中にはテンション高すぎて踊り出す選手もいます。笑

インターンがトレーニング中にやることはメインで行うメニューを何回上げられたかを数えます。例えばその日のメインがスクワットだとしたらそれを数えます。数えたものはヘッドストレングスコーチがグラフにしてどれくらい選手が成長しているのかの確認に使います。

2つ目はフォームの修正です。久しぶりのトレーニングということもあってフォームが少し悪かったり、そもそも間違ってトレーニングを行っていたりしている選手がいるのでそれの修正をします。

バスケの夏

男女のバスケ部が始動したのは6月13日。学期が終わってから1ヶ月ほどオフがあってからの始動になります。

バスケは今年からストレングスコーチが変わったり、新しい選手が8人入ったりと大きく人が入れ替わって始まった夏です。

バスケの選手達はストレングスコーチが変わったので初日はジャンプテストや10ヤード走などのテストで初日を終え、2日目からがトレーニングの開始でした。

バスケのシーズンの開幕は10月の終わり頃ですが、プレシーズンの練習や試合に向けてのトレーニングなのでアメフトに比べると少し気持ち的には余裕があります。

バスケではアメフトと違ってメインのメニューの回数を数える事はありませんが、フォームの修正などは行います。

インターンの仕事内容

1つ目はNutrition Centerの管理です。僕の大学では選手達がトレーニングの前後に栄養補給が出来る様にサンドイッチやシリアル、ワッフルといった軽食やオレンジジュースやチョコレートミルクなどの飲み物が置いてあります。

最近は4台のホットプレートを購入して選手が目玉焼きやスクランブルエッグ、ホットサンドを作れる様になりました。

そのNutrition Centerの掃除をしたり、足りなくなった物の補充をしたりします。

基本的にインターンに掃除などを押し付けたりすることはなく、Graduate Assistantや書類仕事がない時はヘッドストレングスコーチも一緒に掃除をやるのでかなりホワイトな環境です。

ただインターンは各部活の練習やミーティングに行く必要はありませんが、Graduate Assistantとストレングスコーチはそれらに行かなければならないので、時間が被っている時はインターンだけで掃除を行うこともあります。

2つ目はトレーニングの準備。毎日使うバーベルは各ラックにセットされているので、他の器具、例えばゴムバンドだったりメディシンボールを用意してすぐに使えるように準備します。

メニューは基本的には曜日ごとに決まっていますが、月替わりのタイミングでは新しいメニューを入れることがあるのでその時期は各曜日のメニューを注意して確認する必要があります。

3つ目はインターンの業務というより自動的に僕の業務になってしまったSports Performannceの部門で動かしているInstagramに投稿する為のトレーニングの動画の撮影です。

アメリカのディビジョン1の大学では部活や部門などでInstagramのアカウントを持っていることが多く、それらを投稿することで次の代の新入生候補になんとなく雰囲気を知ってもらったり地元の方々にトレーニング風景を見せる為の物です。

基本的にはこの3つです。

インターンでの学び

主に僕がこの夏に学んだことを書いておくと

  • ディビジョン1のアスリートに対するアプローチ、プログラミングを間近で見れる
  • 実際にアスリートに指導ができる
  • ファシリティの管理の仕方を覚えられる
  • 複数のストレングスコーチがいるので人によって違う考え方を吸収できる
  • ストレングスコーチがどこから知識を得ているのか

それぞれ解説していきます。

アスリートに対するアプローチ等

アスリートに対するアプローチというのはトレーニングの面はもちろん、トレーニング中のアスリートへの声の掛け方などの部分でもすごく勉強になります。

どのようにテンションを上げてトレーニングをさせるか、どのように目標に向かって全力で日々のトレーニングをこなしていくかは毎日しつこいぐらいに選手に伝えます。

プログラミングの部分も授業や資格の勉強などで扱う部分ではありますが、いざ実際に使っているところを見るとすごく大事であるという事を改めて認識させられます。

実際にアスリートに指導

アメリカでストレングスコーチを志している人からしたら、ディビジョン1のアスリートに指導できるのはとても価値のあることです。それを学生の間に経験できることはとても貴重です。

僕の学校のストレングスコーチはインターンが選手に指導することを悪いと思っていないので、そういう意味ではかなり恵まれているなと思います。

ファシリティ管理の仕方を学べる

ここは少し掘り下げて説明します。

アメリカの大学でよくあるパターンとして1つの部活だけ指導をするストレングスコーチと学校のいくつかの部活をで指導をするストレングスコーチの大きく2つのパターンがあります。

1つの部活を指導するコーチ達は基本的には与えられた物を駆使して選手を最大限に強化していきますが、後者のコーチ達はスポーツパフォーマンスという部門のトップの人達で、ある程度の権力を持っている職務になります。

僕の学校であれば、月々の食べ物の補充や予算内でのやりくり、年度初めでは足りないトレーニング器具があればそれらの補充も行います。

会社で言えば1つの部活を見るコーチはあくまで社員であり、後者のコーチは会社の部長と言えます。

僕の学校のヘッドコーチは複数の部活を見るタイプのコーチで僕達インターンには『いつか大きい役割を持ちたいなら、トレーニング面だけじゃなくてファシリティの管理の仕方も覚えておいた方がいい』と日頃から教えてくれています。

ヘッドストレングスコーチもインターン時代に教わったことらしく、僕らにもそれを受け継いでくれているというのはとてもありがたいことです。

複数のストレングスコーチから学べる

これは完全に学校にもよりますが、複数の部活のトレーニングを見ることができれば、複数のストレングスコーチの考え方やプログラミングを学ぶことができます。

また時期によってどういう部分を重要視しているのかも学ぶことができるので短い期間でも様々な考え方を吸収することができます。

ヘッドストレングスコーチが知識を得る場

インターン期間中は週に1度ミーティングを行いスケジュールやプログラムの確認をした後に、ヘッドストレングスコーチがインターンとGraduate Assistantに対して課題を出して次の週のミーティングで簡単なプレゼンを行います。

課題のテーマは業界に大きな影響を与えた人達が基本です。昔の人達もいれば、現在プロなどで活躍しているストレングスコーチもいます。

またプレゼンの課題として扱う事はありませんでしたが、ヘッドストレングスコーチは日頃からポッドキャストを聴いたりしてアンテナを貼っていると言っていました。

現役のストレングスコーチが自分よりも結果を出している人から何かしらの形で学んでいるというのは学生である自分にとっても大事な事ですが、キチンとそれらを理解する為にはより基本の知識が大事になるということも学びました。

まとめ

約2ヶ月程のサマーインターンですが、学ぶ事はとても多く新鮮で、かなり充実した時間を過ごすことができました。

アメリカではインターンの機会も多くあるので、業界での経験を積むという意味では日本よりも環境が整っていて個人的には留学をしていて良かったと思います。

また、1つの部活だけでなく複数の部活を見れることで様々な競技に対するトレーニングを見られるのもメリットの1つだと思います。

ということで今回はこんな感じで、また次回。

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