日本の大学生にアメリカでプレゼンをしました

皆さん、こんにちはー。りゅーきです。
季節は巡りもうすぐ春ですね。というか3月半ばならもう既に春なのか?という疑問が頭の中に流れていますが、時は少し遡って2月中旬。まだまだ寒さがキツいこの時期に日本の大学から引率の先生を含めて約20人の日本人が、3週間の短期留学のプログラムの為に自分の学校にやってきました。
えーなんと私りゅーき。このプログラムの中でまさかのキャリアについてプレゼンをするという事態が起こったのでその時のことについて話そうと思います。
事の経緯
時は遡って2月中旬。学校用のメールアドレスに1本のメールが。宛先はなぜか大学のサッカーの監督。通知で見る分には何で毎日会ってる人間がわざわざメールを寄越してきたのかさっぱりわからず、とりあえず確認。
開いてみると厳密には僕にCCとして転送されてきたメール。読んでみると
- 日本の大学から教育学部の学生が約20人ほど来る
- その中にジェネラルにスポーツに関して学びたい学生が数名いる
- それに伴い、サッカー部の練習を見学したい
という、インターナショナルオフィスのコーディネーターからのメールでした。
メールを読み進めていくと、監督「うちにはりゅーきという日本人がいるんだ!彼が助けてくれるよ」
拒否権ないじゃんか。
直後にコーディネーターから別でメールが来て、「あなたのサッカー部での立場がとても興味深いので、ぜひとも5分ほどみんなの前で話をしてほしい」との打診。
返事をする前にとりあえず仮に話すとして、何を話すか考えた時にどう頑張っても5分で話すのは無理だなと。
諸々細かい所を省くと結局何をしているのかわからなくなるし、説明したら余裕で5分を越す。5分で話せなくはないけども、話に説得力とかはないなと。
そもそも僕が学生の立場だとして、5分の話を聞いたところで「へーそうなんだ。で?」というのがオチ。
ということで、そもそもほぼ拒否権もないし、どうせやるなら本気でやるかということで「スケジュール的に30分から40分取れるなら、色々多少深掘って話せるけどどうする?」という逆打診から結果的に僕がプレゼンをやる事になりました。
トピックとオーディエンス
ここで少し困ったのが、トピック決め。まぁ早々とつまずきましたね。
今回の短期留学組。内訳としては教育専攻で将来的に教師になりたい人達と、学校で部活をやってたりしている事でアメリカの大学スポーツに興味がある人達で別れていたんですね。
んでマジョリティは教育組。というかスポーツは片手で収まるレベルの人数しかいないのでスポーツの話をしたところであまり意味をなさないという事態。
ですが、元々の話の流れ的にはスポーツの話を入れないとちょっと矛盾が起きそうな感じでした。
なのでとりあえず大きく2つにトピックを分けて前半後半で話を多少繋げつつ、毛色を変えようということにしました。
このトピックを決めるのに当たって、ちょっと埒が開かなかったので、日本のストレングスコーチの知り合い2名に相談をして、もらったアドバイスとして
- そもそも日本でも聞ける話を、わざわざアメリカでする必要がない
- 万人に受けるような話をしようとすると普通になりやすい
- りゅーきという個人から話をしていく方がいいんじゃない?
- 1人で話して終わりよりも、参加者と関わりながらの方が面白くなる
というのがあったので、これを参考に、最終的にトピックを
「アメリカから見たスポーツの世界」というタイトルで
- 僕から見たアメリカのスポーツの話
- ストレングス&コンディショニングコーチとは?
- スポーツと教育
- 将来を考えて行動するきっかけに
という4本の柱を中心にプレゼンを作りました。
当日
コーディネーターから「新しいプログラムでスケジュールちょっとグダってるからできるだけ早く連絡するね」との連絡から約10日。「明後日プレゼンお願い!」とのメールをもらい、プログラム最後の週に僕のプレゼンをやる事に。
自分から言い出したとはいえ、トピックほぼ自由でプレゼンを30分以上やるというのは初めて。授業でもこの時間の長さはやったことがなく、それなりに緊張している僕。
一応オフィスからは別のタイミングで通訳に駆り出されていた関係で、参加者全員一応僕の顔と名前は一致している状態ではありましたが、なぜか学生側も緊張した面持ち。
けどさすが日本の大学生。ノートと筆箱完全装備で僕を待ち構えていました。
そんな僕は開始10分前に「こんにちは〜」とか言いながらパワーポイントの準備。
先輩次からはこういう機会あったらせめてもう少し早く行こうな。
そんなことはさておき、アドバイス通りに参加者に「何で今回アメリカに来ようと思ったんですか?」みたいな簡単な質問を投げつつ、参加者をうまーく巻き込みプレゼン開始。
自己紹介で僕の高校時代の話をしてみたり、参加者に投げかけた質問に僕が答えてみたり、実際に僕がアメリカに来てスポーツの現場を見てどう感じたかの様な、基本的にりゅーき目線のアメリカの話で序盤は展開しました。
職の違い
話してみてちょっと難しかったのが、スポーツの世界での職業の違い。基本的に今まで話してきた人達はなんとなくATとストレングスの違いを知ってる人達だったんですけど、今回は知らない人達だったので良い意味で頭を使わされたなと思います。
ATで話したのはケガの評価だったり、リハビリ、場合によっては現場で人の命を救う仕事だよというのをBリーグの滋賀の一件を含めて説明。
S&Cは逆に僕のフィールドで、少し話しやすいのでこっちの比重を重めにしてパフォーマンス向上の為に筋トレやフィールドでのトレーニングを長期的な目線を持って指導するよ。みたいな話だったり、こんな授業を取るよーとリストを出して解剖学では子ブタの解剖でお腹開いて臓器の位置を確認したりしました、なんて事を言ってみたり。
みんなドン引きしながらもなぜかノートを取ってくれる。嬉しい。
ただこればっかりで話を進めると教育組が来てくれた意味がほとんどなくなるので、そこそこ浅めにして次のトピックに移りました。
まぁここ深掘るなら別にわざわざアメリカまで来て聞く必要もないからね。
スポーツと教育
難しかったのはここから。教育という自分が一切勉強していない事を勉強している人達を自分の話にうまく巻き込む為には、あえて僕が向こうの土俵に入りつつ、うまーくスポーツと教育を繋げていく必要がありました。
とりあえず序盤はスポーツって別にスポーツをする事だけが大事な事ではないよね。って感じの話題であれば、教育組も入りとしてはわかりやすい。
特に学生スポーツはスポーツ以外の所も重視されるよねって感じで段々と話題を広げて、最終的にはスポーツの世界での例を出しながらキャリア的な話に移りました。
最後は今回のプログラムで学んだ事を学生達にアウトプットしてもらおうということで、大体5分から10分ほど時間をあげて考えてもらい、2人・3人組で全員に発表してもらいました。
これが思いの外良かったですね。学びの場でアウトプットの機会を作ると学びが深まるみたいに言いますけど、実際それが目に見えたのが良かったかな。学生達からも「面白かった」や「世の中知らないことがたくさんある」みたいな感想をもらえて個人的にも満足。
オフィス側からもまさかの大好評で、卒業せずに来年もやってくれみたいな事まで言われる始末でした。
個人的な感想
個人的には大人に上から「僕らの業界はこうなんだ!」みたいな考えを押し付けられると話を聞く気が失せるので、そこら辺の大人よりは歳も近いし、肩書きだけなら同じ学生の僕がスポーツの世界ってこんな感じだよ。みたいな事を言いつつ、それぞれの将来やキャリアを考えるきっかけにしてほしいなと思いながら今回のプレゼンに取り組みました。
また、学生という立場で今まで参加してきたカンファレンスの初歩編みたいな感じの事を話せる機会を持てるのもレアだなとも思いました。
案外漠然と学生生活を送っているとアウトプットの機会というのは限られるので、今まで自分がやってきた事や経験した事、考えていた事を言語化してアウトプットできたのは結構おもしろかったです。
そもそも自分自身の留学生活も日々終わりに近づいているわけで、こういう形で自分の経験をアウトプットできたのは面白かった。
あとは彼らの若さとフレッシュさをちょっと羨ましく感じるあたり、少し歳を取りすぎたかな笑。あのくらい無鉄砲に何でも突っ込んでいける感じは自分も見習わないとね。
終わりに
こういうのって正直準備をしている最中は面倒なんですけど、やってみると案外おもしろいものです。
僕自身、大学院生になってからは特に日々が過ぎていくのを早く感じていて、何か新鮮な事をしたいなとは結構思っていたんですね。
結果的にこういう新鮮な事って自分から動いてみる事で、本当に自分が求めていることが起こったりするのかなみたいな事を考えてみたり。
ワンピースの尾田先生も「この世は、思った通りになるのだそうで。思った通りにならないよと、思っている人が、思っている通りにならなかった場合、思った通りになっているのでやっぱりそれは、思った通りになっているのだそうで。」
なんて言葉を残しているので、積極的に動くというのは大事だなと改めて思いました。
自分のキャリア的には寄り道みたいな新鮮さではありましたが、学生としてできる事をちゃんとやるっていう事を成し遂げた事はちゃんと自分を褒めてあげよう。
という事で、みなさんまた次回







